【初回体外受精】6w1d
前回の診察から丁度1週間。
予約時間に病院へ。
少し待たされてから診察室前へ。
ここでもまた待たされて内診。
いつもの要領で超音波のモニターを見ながらカーテンの向こうの医者と会話。
「はい、ここですね、見えますかー」
「(あ、この丸い所か)あ、はい」
カチカチとプラスとプラスで印を付けて大きさを測る。
4.2mm。
あれ、先週胎嚢8mmだったよな、と思った瞬間
「はい、この真ん中、光ってるの見えますか?」
「え、光ってる…?」
「そうです、真ん中のあたりチカチカしてますよー」
「あ、ホントだ…!」
「ちゃんと心拍確認出来ましたね。じゃあ診察室で詳しく話しますので」
「良かった…」
ものの10秒ちょい程度の会話です。
前回とは別の医者だけどこの医者もほんと流作業だなー、と思いつつ診察台を降りる。
診察室の前でまた待たされる。
今しがた見たものを反芻して、泣きそうになった。
自分の中でもう一つ心臓が脈打っているというのは、とても感動的だった。
移植の時も、モニターを見ながら、「この光ってるのが卵ですよー」と説明され、
希望の光のように思えたのを思い出した。
それ以上に、目映かった。
診察室に通され、6週で心拍が確認出来れば問題無いだろう、という説明を受ける。
何か質問は、と言われたので気が早いかもしれないと思いつつ、産科への転院手続きについて聞いてみた。
杉山産婦人科丸の内は不妊治療専門なので、10週以降の検診は出来ない為転院するよう説明会で言われていたからだ。
そろそろ検討を始め、2週間〜3週間の間に何処の病院にするか決めて貰えば紹介状を書きます、という事だった。
今日心拍確認出来たし、病院探しをスタートしてもいいですね、というコメント。
ニコリともせずに初対面の女医はそう言った。
どうでもいいけどここの病院、医者がほんと名乗らないよね。
名前も知らない人に股おっ広げて、名前も知らない人に診察されるで、こちらの名前を最初に一度呼ばれる位で、
あまり「患者と顔を合わせて、目を見て、心を込めて」スタイルを求めているわけでもないけど、
それにしたって流作業が丸見えなので、効率性のノルマでもあるのかなと思ってしまう。
未だに名前知らない医者が殆どですよ。
良いんですけどね、医者は結果ぎ全てだという考え方も一理あると思うし。
そんな事を思いながらまた1週間後の予約を入れた。
黄体補充の注射はもういらない、との事だった。
卵巣は相変わらず腫れてはいるが、痛みや張りが無いのであれば大丈夫、妊娠すると腫れるものだと言われてそうなのか、と引き下がった。
相変わらず眠い。
1日2回の昼寝はほぼ欠かさずして、やっと人並みという感じ。