不妊治療、のその後ブログ

主婦35歳、杉山産婦人科丸の内に通院し、初回の顕微受精で出産

【初回体外受精】10w2d

産科に移って二回目の診察。

前回の診察から2週間空いたのは初めてだった。


不安で不安で仕方が無くて、なんでこんなに悪阻軽いんだろう、

中で死んでないだろうか、ドップラー買って毎日聞きたい、

という葛藤と戦う日々だった前回の診察前とは違って、少しゆったりと過ごせた気がする。


というのも前回の診察で医師に

「親もその親も悪阻が臨月まであったのに、

私は軽くてとても心配だ。こんな事あるのか」と

「大丈夫ですよ」の言葉欲しさに聞いたのだ。

そして案の定その女医はマスクを通してもしっかり分かる程ニッコリと笑って、

「大丈夫ですよ。さっき見させて頂いた通り、赤ちゃんはとっても元気です。

悪阻のあるなしが全てではないので、お母さんはゆったり過ごして下さいね」

と言ってくれた。

何度も言うけど、杉山でもその前にかかってた婦人科でも、

こんな優しい話し方をされた事は無かったので、すっかり信じ込んだのだ。


勿論時々不安になるけれど、それに囚われる時間が前より格段に減ったと思う。


そうして少しずつ気持ち悪さが引きつつあるのを感じながらぐうたら過ごした2週間。

食後の食器洗いはすっかり夫の仕事になった。


久しぶりの検診の日、早めに出たら電車が止まっていたので急遽義母に頼んで車で送ってもらい、到着。

前回よりも待たされて診察。


この2週間でまた倍の大きさに育っていた。3.35cm。

週数から見て、丁度平均値の大きさだそうで、心拍も問題無かった。

この2週間の間にヒトらしくなっていた彼若しくは彼女は、

エコーの時は偶々起きていたようで、手を振っているように見えた。

まだまだ二頭身だけれど、腕と足も見え、どんどんヒトになっている実感が湧いた。

エコー中、医師と看護師もモニターを見ていて、「可愛い〜」と言葉を漏らしていた。

きっと半分仕事だから言ってる部分もあるのかも知れないけど、

「あ、私の子供、可愛いって初めて言ってくれた人がここにいた…」と驚きと嬉しさを感じた。


人に優しくされなかった不良が心絆されていくようで自分でも笑っちゃうけど、悪くない。


あとは、筋腫の存在を告げられて少し驚いた。

これまで一度も筋腫があるなんて言われたことが無かったからだ。

聞いたら、妊娠する事によってこれまで見えない位小さかった物が大きくなる事もあるのだそう。

サイズ、位置的に様子見で問題ないとの事だった。


次回は5週後でも、3週後でもいいと言われたので、すかさず3週後の予約を入れるあたり、まだまだチキン。


母子手帳を貰いに行くように、と言われる。

これが手元に来たら、また少し実感が湧くんだろうか。


東京都の助成の申請手続きも始めた。

二人で書類とにらめっこしながら、色々記入して埋めていく。

あとは役所で住民票とか戸籍を取ってきたら発送出来る所まできた。

こうして二人で書類と向き合うのって、もしかしたら婚姻届を出すとき以来かもしれない。


妊娠したとは言え、まだまだ気が抜けないし、

凍結した卵もいつか迎えに行きたいし、夫の精索静脈瘤の手術もあるし、

「マタニティライフを楽しんで♡」と既婚子持ちの人らの台詞を間に受ける気にはならない。